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こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

またコロナが増えてきましたね。

わかってはいたけども、なんだかイヤな感じです。


先日、インプラント学会から

患者さん向けの「初の公式本!」なるものが送られてきました。

みてみるとなかなか分かり易かったので、

その一部を紹介します。
implant.jpg
↑これがその本です





まずはインプラントの構造について


インプラントは3つの構造に分けられます。


フィクスチャー

アバットメント

上部構造


の3つです。


インプラント構造
strauman パンフレットより






一つずつ説明すると…


まずはフィクスチャー、これは人工歯根やインプラント体とも言われ、

歯茎の中に埋めて、全体の土台となる部分です。



手術で埋め込む部分というのが、このフィクスチャーです。


フィクスチャーにも種類があり、

どのタイプのものを、どういう位置に、どういう角度で入れるのか、

によって治療の仕上がりが変わってきます。

まさにインプラントのメインと言えますね。




順序は変わりますが、次は上部構造

これは被せ物に当たる部分です。


人工歯とも言われたりします。


フィクスチャーはいわゆるネジのようなもので、

これだけで噛めるようにはなりません。

その上に被せ物の歯を作って、はじめて噛めるようになるのです。

セラミックや最近はジルコニアで作られることが多いです。


この上部構造は

ネジを締め込んで固定するタイプと

セメントで固定するタイプ


に分けられます。


治療箇所や範囲、先生の好みなんかで使い分けられます。

ちなみに私は取り外ししやすい、ネジタイプが好みです。


最後にアバットメント

これは、フィクスチャーと上部構造の連結部分になります。


フィクスチャーの上にいきなり上部構造を入れることはできないので
(メーカーによってはできるものもあるかもしれませんが)

一回連結するためのパーツを噛ませることになります。

それがこのアバットメント、というものです。


実際の治療では、

フィクスチャーを歯茎に埋め込む作業が

ほとんどの割合を占めてきます。



どの位置にどういう角度で、

どのタイプのフィクスチャーを入れるのか、

歯茎の状態が良くない場合には、

どういう処置を追加するのか、

かなり綿密に検討します。



アバットメントや上部構造は

フィクスチャーに合わせて決めていく感じになります

このフィクスチャーを入れる方法も

いろいろあるので、

今後紹介していきます!
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2020.11.20 Fri l インプラント l top