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こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

皆さん、虫歯の治療を受けたことのある方は、お口に銀歯が入っているのではないかと思います。
なんでもともと歯は白いのに、わざわざ銀歯を入れるのでしょう?

私が歯科医師になって間もないころ、こんな話を聞きました。

海外の観光地では人種の近い日本人、韓国人、中国人を見分ける方法があるそうです。

それは
「銀歯が入っているのが日本人」
だそうです。

この話に私はショックをうけました。また同時に「こんなの一種のジョークだろうな」とも思っていました。
世界に冠たる先進国の日本がこんなことで嗤われるわけがない、と。

歯科医師として経験を積むうちに、この話はあながち間違いではないな、と思うようになりました。

今でも印象に残っていることがあります。


勤務医時代、中国からの留学生が治療に来られました。

近くの日本語学校の生徒さんで、20代の女性、失礼な言い方ですが、裕福そうには見えない苦学生といった印象を受けました。
中程度の虫歯で部分銀歯になりますよ、と何気なくお話ししたところ、顔色を変えて「それはいやだ、白い歯はできないのか」とおっしゃられました。

白い歯にしたいなら自費診療になって3万円ぐらいになりますよ、とお伝えしたところ、
「月末にアルバイト代が入る。それを治療費にあてるから、それまで待って欲しい」とのことで、ひとまず応急処置をして、後日白い歯を入れることになりました。(月末には無事に白い歯が入りました)

DSC_0108.jpgイメージです


その一方で…
同じ日に、同じ歯の虫歯治療に来られた方がいたのです。

この方は日本人、40代の非常におしゃれな、働く女性、といった印象の方でした。
保険で治療すると銀歯になっちゃいますよ、自費でなら白い歯が入れられます、とお話ししたところ、
「歯になんかお金をかけてらんない、保険の銀歯でいいわ」

結局銀歯を入れて治療は完了しました。

DSC_0109.jpgイメージです


歯に対する価値観、優先順位が全くの別物であることがわかると思います。

皮肉なことに、日本では保険診療で非常に安価に治療ができるため(東南アジアの発展途上国の水準以下とも言われています)、歯に対する価値観がまでもが低くなってしまっている、これが銀歯だらけになってしまった一因ではないかと考えています。

歯に数万円かかるのは高い、と思われる方が多いのではないでしょうか。
しかし、あなたが持っているスマホはいくらしましたか?バックは?腕時計は?

モノに対してお金を払うのは、その金額以上の価値があるからです。
歯にもそれだけの価値がある、と思ってもらえるようにすることも歯科医師の務めと思っています。

…久しぶりに記事を書くとかなりの長文になってしまいました

美人のたとえに【明眸皓歯という言葉があります。

いつの時代も白い歯は魅力的なものなのですね。

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2016.05.26 Thu l 審美歯科 l top