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こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

最近、だんだんと寒くなってきましたね。

冬がすぐそこにきているのを感じます。


以前、子供の歯並びはクセの影響を受けていると言うことを紹介しましたが、今日は代表的な例を紹介いたします。
まず子供の歯並びは外的な力の影響を多く受けます。
これらの要因を早期に取り除けば、その子の本来の歯並びに戻ってくれます。逆にいつまでも放置しておくと、生え変わったときの歯並びの乱れにつながってしまいます。

大事なのは下顎の成長です

出っ歯や受け口は生まれつき顎が小さいとか、逆に下顎が大きいとか、と言った遺伝的な要因もあります。

しかしその子の下顎の成長の仕方というのも、大きな因子になってきます。下顎の骨は成長とともに下前方に伸びてきます。この下顎の骨が正しく成長してくれるかどうかが、歯並びに影響にも影響してくるのです。


下顎の成長が阻害されると、上が出っ歯+下が凸凹の歯並びになる可能性があります

乳歯の頃の前歯は前後的なズレが少なく、ほぼそろっているのが正常です。これが生え変わって永久歯になると上の前歯が少し前にでている状態になっていきます。

正常被蓋
口腔習癖 実践編  医歯薬出版より



しかし、唇周囲の筋肉のバランスが悪かったり、うつ伏せで寝る、頬杖をつくといった、下顎を後ろに押し込む力を受けていると、乳歯の段階で、「上の前歯が前、下の前歯が後」にずれた状態になってしまいます。また、噛み合わせの高さも、下の歯が上の前歯の裏の歯茎を噛み込むような状態になりがちです。


こうなると下顎はどうなるでしょうか?

本当は下前方に伸びていきたいのですが、前歯の噛み合わせにブロックされてしまって伸びることができません。結果、下顎は正しく成長できず、小さいままになってしまいます。
同時に上の前歯は、下の前歯から押し広げられるような力を受けるため、前にでてきてしまう、下の前歯は顎が成長できないため、永久歯が生えるためのスペースが不足してしまうということが起きてしまいます。

上顎前突
プレオルソ で治す 歯並び&口呼吸 クインテッセンス出版より



この結果、
「上の前歯が出っ歯+下の前歯が凸凹」
という状態になってしまいます。
他にも、舌や唇を前歯で噛む癖のある子もいますが、こういった癖もこのような状態を引き起こすことになります。


ちなみに当院では結構よく見かけます

当院では、ちょうど乳歯が生えてきてから、永久歯に生え変わる年齢の子供さんが多いのですが、

この「乳歯の段階で上の前歯が前、下の前歯が後ろ」

の状態の子が非常に多い印象です。

むしろ正常な噛み合わせより、この状態の子の方が多いんじゃないか、と感じるくらいです。みんながみんな、将来出っ歯+凸凹になるわけではないでしょうし、程度も個人差はあるのでしょうが、
リスクを抱えている子はかなり多いのではないでしょうか。

昔から硬いものを食べなくなったことで、歯並びの悪い子が増えた、と言われますが、正しく筋肉を使えていないために下顎の成長にも影響してしまうというのは、なんとなくわかる気がします。

結構なボリュームになったので、受け口のこととか対策とかについてはまた今度紹介いたします。
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2021.11.15 Mon l その他 l top