fc2ブログ
こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

12月慌ただしいなか、気がつくと年が明けて2022年がスタートしていました(笑)

今年こそはコロナに振り回されない一年になって欲しいですね。

去年の秋あたりから子供の噛み合わせやクセについて紹介してきましたが、今日は受け口について紹介します。
受け口は遺伝だけで起きるわけではありません。

受け口(噛み合わせた時に下の前歯が前に来る)は遺伝的な影響を受けやすいです。実際親御さんが受け口なら、子供も受け口になりやすいのは事実です。しかし、それだけではありません。乳歯のころはもともと前歯が前後的にそろっていても、ちょっとしたことで、ずれてしまうことがあります。

例えば下顎を前に突き出す癖のある子。泣き虫な子に多いそうですが、ネットにかかったボールが向こう側に落ちるようにずれてしまうことがあります。

反対咬合月刊柳澤宗光より



舌の位置、動きが悪くても受け口になることがあります。

舌の位置が悪い、変な癖があっても起きるようです。もともと舌は安静時には、先端が上の前歯の裏の歯茎に接しているのが正常です。(イラストのスポットの位置)
スポット


しかし中には舌が持ち上がらずに下の前歯の裏に位置している子供さんもいます。そうなると、下の前歯に押し出すような力がかかってしまいます。

逆に上の歯は本来舌が近くにあることで、内側から押し広げる力がかかっていたはずなんですが、それがないため広がることができなくなってしまいます。結果、下の歯が上の歯より前に位置することになってしまいます。



そうなると下顎の過成長が引き起こされます

この状態が長く続き、下顎が成長段階に入るとどうなるか、前回の逆で、成長を邪魔するものがないわけですから、成長のブレーキがかかりづらくなり、将来下顎全体が前に出てきてしまうことになります。遺伝的に受け口になる要因があると、ますます起きやすくなるわけですが、この理屈でいけば遺伝的な要因がなくても、受け口にはなり得るということが言えますね。



歯並びは子供が両親の顔に似るのと同じように、遺伝的な影響を受けます。しかし遺伝だけではない、それ以外の外的な力の要因というのも確実にあって、これをいかに早期に取り除いてあげるのかというのは、将来の歯並びにとってとても大切なことなのです。
関連記事
スポンサーサイト




2022.01.13 Thu l その他 l top