こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。
まだまだ寒い日が続きますね。
先日、3回目のワクチンに行ってきました。
翌日は見事に熱が出て、ダウンしてしまいました💦
今回は多くの人が経験する親知らずについて紹介しようと思います。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。
まだまだ寒い日が続きますね。
先日、3回目のワクチンに行ってきました。
翌日は見事に熱が出て、ダウンしてしまいました💦
今回は多くの人が経験する親知らずについて紹介しようと思います。
親知らずってどんな歯なの?
親知らずの正式名は「第3大臼歯」といいます。人間の歯は上下左右の4ブロックに分けてみると、犬歯を含めた前歯が3本、次に小臼歯が2本、そして大臼歯が2本の計7本で構成されています。しかし、この大臼歯が3本ある人がいます。この3番目の大臼歯のことを「親知らず」と言います。

生えてくる年齢は10代後半~20代、親御さんに歯をみてもらう歳ではなくなってから生えてくるので、親知らず、というわけです。
親知らずは生えてくる人と生えてこない人がいます。
親知らずは全員にあるものではありません。ない人もいます。
これは
①生まれつき、親知らずが存在しない
②親知らず自体はあるんだけど、きちんと生えてこない
という2つのパターンに分けられます。
もともと人類は親知らずまでの8本歯があるのが、普通だったようです。しかし食文化の変化により硬いものを食べる習慣がなくなってくると、徐々にアゴが退化してきました。その過程で親知らずがはじめからない人が生まれてきたと考えられています。これが①のパターン
一方、親知らずがあったとしても、人類のアゴそのものが退化して小さくなってきました。そうすると親知らずが生えたくても、生えるスペースがない、ということになります。その結果、歯茎の中に親知らずが埋もれたままになってしまいます。これが②のパターンです。ちなみに完全に埋もれている人は意外と少なくて、一部だけ頭を覗かせている、という状態の人が多いです。

親知らずはトラブルが起きやすい歯です。
①の人にとって、親知らずなんて全く関係ない話です。
逆に②の人にとっては、結構悩まされることが多い厄介者です。というのも、親知らずは結構磨きにくいです。ただでさえ奥なのに、きちんと生えていないから、歯ブラシがさらに届きにくくなるからです。
つまり「虫歯になりやすい」ってことです。
もう一つ、親知らずならではのトラブルがあります。
「智歯周囲炎」
というのですが、いわゆる親知らずが腫れるっていうヤツです。これはきちんと生えてないが故に周囲に汚れ(細菌)が溜まりやすくなり、周辺の歯茎が炎症を起こして腫れてくるのです。完全に歯茎に埋もれていても、実は第2大臼歯との境目に隙間があるので、そこから炎症を起こしてきます。
親知らずのトラブルは日常の診療でも結構遭遇します。もともと人類にとって必要なものだったんでしょうが、現代では仇になってしまっているという…なんとも、困り物です💦
親知らずの正式名は「第3大臼歯」といいます。人間の歯は上下左右の4ブロックに分けてみると、犬歯を含めた前歯が3本、次に小臼歯が2本、そして大臼歯が2本の計7本で構成されています。しかし、この大臼歯が3本ある人がいます。この3番目の大臼歯のことを「親知らず」と言います。

生えてくる年齢は10代後半~20代、親御さんに歯をみてもらう歳ではなくなってから生えてくるので、親知らず、というわけです。
親知らずは生えてくる人と生えてこない人がいます。
親知らずは全員にあるものではありません。ない人もいます。
これは
①生まれつき、親知らずが存在しない
②親知らず自体はあるんだけど、きちんと生えてこない
という2つのパターンに分けられます。
もともと人類は親知らずまでの8本歯があるのが、普通だったようです。しかし食文化の変化により硬いものを食べる習慣がなくなってくると、徐々にアゴが退化してきました。その過程で親知らずがはじめからない人が生まれてきたと考えられています。これが①のパターン
一方、親知らずがあったとしても、人類のアゴそのものが退化して小さくなってきました。そうすると親知らずが生えたくても、生えるスペースがない、ということになります。その結果、歯茎の中に親知らずが埋もれたままになってしまいます。これが②のパターンです。ちなみに完全に埋もれている人は意外と少なくて、一部だけ頭を覗かせている、という状態の人が多いです。

親知らずはトラブルが起きやすい歯です。
①の人にとって、親知らずなんて全く関係ない話です。
逆に②の人にとっては、結構悩まされることが多い厄介者です。というのも、親知らずは結構磨きにくいです。ただでさえ奥なのに、きちんと生えていないから、歯ブラシがさらに届きにくくなるからです。
つまり「虫歯になりやすい」ってことです。
もう一つ、親知らずならではのトラブルがあります。
「智歯周囲炎」
というのですが、いわゆる親知らずが腫れるっていうヤツです。これはきちんと生えてないが故に周囲に汚れ(細菌)が溜まりやすくなり、周辺の歯茎が炎症を起こして腫れてくるのです。完全に歯茎に埋もれていても、実は第2大臼歯との境目に隙間があるので、そこから炎症を起こしてきます。
親知らずのトラブルは日常の診療でも結構遭遇します。もともと人類にとって必要なものだったんでしょうが、現代では仇になってしまっているという…なんとも、困り物です💦
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