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こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

虫歯の治療に行ったのに、よく歯石取りやクリーニングをする歯医者さんが多いと思いませんか?

年配の方は特に感じるかもしれません。

最近ではクリーニングをしてからでないと歯の治療は一切しない、という先生もいらっしゃるぐらいです。

「虫歯の治療に来たのに、関係ないだろう!毎日歯磨きもやっているし…」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。


皆さんは人体で最も不潔な場所はどこかご存知ですか?

正解は「お尻」、ではありません

「お口の中」が正解です。

健康な成人の便に含まれる細菌の数は1g中300~500億と言われています。

一方、お口の中にたまる汚れ(プラーク)の中の細菌数は1㎎中10億と言われています。

単位が違いますね、1000倍するとプラーク1g中1兆(!)という計算になります。
お尻なんて全く相手になりません。

ある著名な先生がおっしゃった「人間、朝一起きた時は口にう○こ含んどるようなもんやで!」(原文ママ)という名(迷)言が私は忘れられません。


話が脱線しましたが、虫歯の治療に戻します。

一本の歯の立場から虫歯の治療をみますと、
①麻酔をされて
②悪いところをとって 
③とったところを人工物で補う

改造手術をうけるようなものです。


手術はどこで受けますか?

清潔な手術室ですよね。

あいにくお口の中ではそうはいきません。

どちらかというと、ハエが飛びかう不潔なトイレで手術を受けるような環境です。

プラーク例えばこれだけ汚れていると、治療してもすぐ別のところから細菌が入ってしまいますね。


だったら周りの環境を少しでもきれいにしてから手術をしましょう、というのが自然なはずです。


「あの先生は歯磨きばっかりで全然治療を始めてくれない!」という方、
別に先生は治療をサボっているわけではないのです。

もちろん治療は早く終わらせたいものですが、
「なぜ虫歯になってしまったのか、このお口の環境でしっかり治るのか」
そういったことも考えて、我々歯科医師は治療していることも知ってもらえればと思います。
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2016.09.08 Thu l メインテナンス、口腔ケア l top