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こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

だんだんと春の気配が感じられるようになってきましたね。

先日27日に松山で行われた、糖尿病・歯周病医科歯科連携講演会に参加してきました。

歯周病と糖尿病、何か関係があるの?とお思いかもしれません。


実は大ありです。歯周病は糖尿病の第6の合併症といわれるくらい、両者はズブズブの関係です。

糖尿病は膵臓から出るインシュリンという酵素の働きが落ちて血糖値が上がってしまう病気です。
一方、歯周病は歯と歯茎の境目(歯周ポケットといいます)に細菌が侵入して歯を支えている組織がやられてしまう病気です。

で、両者の関係ですが、
糖尿病の方は全身の免疫力が低下して細菌感染を起こしやすくなってしまいます。
歯周病は細菌が原因の感染症ですから、糖尿病の方は当然罹りやすくなります。

歯周病になると、歯周病の細菌はある種の毒素を放出します。
その毒素はインシュリンの働きを邪魔する作用があり、糖尿病を悪化させてしまいます。


つまり、
糖尿病から歯周病、歯周病から糖尿病、という悪化のサイクルができてしまうのです。

perio-dm.jpg

ですから医科の先生と歯科の先生が協力して糖尿病、歯周病を治していきましょう、というのがこの講演会の趣旨だったわけです。



糖尿病で通院しているあなた、あなたの歯茎は大丈夫ですか?

糖尿病と言われたら、歯医者さんにも一度診てもらいましょう。
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2016.02.28 Sun l 歯周病 l top