こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。
昨日はホワイトデーでしたね。バレンタインのお返しをした男性が多いのではないでしょうか。
バレンタイン、ホワイトデーとくれば、今日のテーマは一つしかありません。(笑)
「甘いものばかり食べていると虫歯になるのか」
当たり前に言われていることですが、今日は少し詳しく説明します。
虫歯の細菌は飲食物をエサに酸を作り出します。その影響でお口の中は酸性に傾きます。
その酸性度が㏗5.5を下回ると歯のエナメル質が溶け出してきます。(脱灰)
ただ歯は溶けっぱなしではありません。
唾液には酸を中和する能力(緩衝能)と溶けた歯を修復する作用があります。(再石灰化)
つまり人間の歯では食事後に脱灰と再石灰化という二つのプロセスが起こっているわけです。
これを表したステファンカーブと呼ばれるものがあります。
これを知らない歯科関係者はいないくらい、有名なグラフです。

この脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまうと虫歯になるわけですが、何が原因になるのでしょう?
ひとつは酸性度の高いものを摂取すること。
お酢やレモンなんかが頭に浮かぶと思いますが、実はワインなんかも酸性度が高い食品に挙げられます。
酸性度が高いとお口の中の㏗がもとに戻るのに時間がかかりますから、その分脱灰の時間が長くなってしまいます。
甘いものは糖分が多く含まれています。この糖分は虫歯菌のエサ、酸をつくる原料になります。
お口の中は当然酸性に傾きやすくなります。
もうひとつはダラダラと間食をしてしまうこと。
上の図をみてもらうとお分かりのようにお口の中の㏗がもとに戻るには時間が必要です。
その間に飲食をしたらどうでしょうか。再石灰化が終わる前にさらに脱灰が起きることになってしまいます。
甘いものはいつ食べますか?間食に食べることが多いのではないでしょうか。
これはせっかく再石灰化しているのを妨げてしまうことになります。
少々専門的な話になりましたが、甘いものばかり食べると虫歯になるのか?という答えはもうご理解いただけるかと思います。
甘いものは疲れた時や気分転換にはとてもいいものです。
ただ毎日当たり前のようにダラダラと食べないよう心がけたいものです。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。
昨日はホワイトデーでしたね。バレンタインのお返しをした男性が多いのではないでしょうか。
バレンタイン、ホワイトデーとくれば、今日のテーマは一つしかありません。(笑)
「甘いものばかり食べていると虫歯になるのか」
当たり前に言われていることですが、今日は少し詳しく説明します。
虫歯の細菌は飲食物をエサに酸を作り出します。その影響でお口の中は酸性に傾きます。
その酸性度が㏗5.5を下回ると歯のエナメル質が溶け出してきます。(脱灰)
ただ歯は溶けっぱなしではありません。
唾液には酸を中和する能力(緩衝能)と溶けた歯を修復する作用があります。(再石灰化)
つまり人間の歯では食事後に脱灰と再石灰化という二つのプロセスが起こっているわけです。
これを表したステファンカーブと呼ばれるものがあります。
これを知らない歯科関係者はいないくらい、有名なグラフです。

この脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまうと虫歯になるわけですが、何が原因になるのでしょう?
ひとつは酸性度の高いものを摂取すること。
お酢やレモンなんかが頭に浮かぶと思いますが、実はワインなんかも酸性度が高い食品に挙げられます。
酸性度が高いとお口の中の㏗がもとに戻るのに時間がかかりますから、その分脱灰の時間が長くなってしまいます。
甘いものは糖分が多く含まれています。この糖分は虫歯菌のエサ、酸をつくる原料になります。
お口の中は当然酸性に傾きやすくなります。
もうひとつはダラダラと間食をしてしまうこと。
上の図をみてもらうとお分かりのようにお口の中の㏗がもとに戻るには時間が必要です。
その間に飲食をしたらどうでしょうか。再石灰化が終わる前にさらに脱灰が起きることになってしまいます。
甘いものはいつ食べますか?間食に食べることが多いのではないでしょうか。
これはせっかく再石灰化しているのを妨げてしまうことになります。
少々専門的な話になりましたが、甘いものばかり食べると虫歯になるのか?という答えはもうご理解いただけるかと思います。
甘いものは疲れた時や気分転換にはとてもいいものです。
ただ毎日当たり前のようにダラダラと食べないよう心がけたいものです。
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