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こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

いよいよGW、始まりましたね。

今年は大型連休、という方も多いのではないでしょうか

先日紹介した通り、4月より保険が改定されました。

いろいろな変更点がありますが、今日は虫歯治療の際のかぶせ物に関わることを紹介いたします。
それは大臼歯にCAD/CAM冠が適応になった、ことです。


CAD/CAM冠って何でしょう?

CAD/CAM冠とはデジタル技術を用いて機械で工業的に作られるかぶせ物です。

ハイブリッドセラミックが用いられることが多く、保険でも白い歯が入れられます。

4年前の改定で小臼歯に限り認められましたが、今回大臼歯にも認可されました。

セラスマートセラスマート300パンフレット(株式会社ジーシー)より



今までは保険の銀歯か、白くしたいなら数万円の保険外治療だったのですが、新たな選択肢が増えたのです!

なるべく金属を用いないという、時代の流れをひしひしと感じます。


ただし、すべての大臼歯に使えるわけではありません。

条件があります。

それは

下顎の第一大臼歯に限ること

上下第二大臼歯までのかみ合わせがきちんとあること


…結構しばりがキツイ…

ほとんどの方はダメそうです。

実感としてせいぜい2、3割でしょうか。

白い歯にしたいけど保険では条件が厳しい、かといって保険外では高くなる

せっかく保険で認められたのに、私としても何とも言えない気分です(笑)



というわけで、もう一つ選択肢を増やしました。

比較的安価な自費診療を始めました。

今までは白いかぶせ物と言えば、当院では保険外のセラミックを用いたもので、費用は6万円程度でした。

今回高強度硬質レジンやジルコニアという、別の素材を導入したのです。

これらも保険外にはなりますが、3~4万円程度と約半分の金額で治療できます。

欠点としてはやや見た目に劣るということですが、奥歯ですから銀歯でさえなければ

それほど問題にはならないと考えています。



最近の保険改定で、金属を使わないメタルフリー治療が推進されてきているのを感じます。

当院でもそれに先駆けて積極的に取り組んでいきたいと考えています。

ただ何となく銀歯にするのではなく、こんな方法もあるんだということも知っていただければと思います。

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2018.05.01 Tue l 審美歯科 l top