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こんばんは。
四国中央市の窪田歯科医院、窪田佑輔です。

早いものでもう9月ですね。

台風で神戸、大阪が大変なことになってますが、みなさんは大丈夫だったでしょうか?

今月大阪で大きな学会があるので、交通の便が心配です。

今日は虫歯の治療についてです。
虫歯の治療って回数かかりすぎじゃない!?と思ったことありませんか?

そのくせ一回で終わったりすることもあって、これで大丈夫?とか、

前の先生は回数ばっかりかかってヤブだったんじゃないかとか思ったことありませんか?

歯科医師をしてると、よく言われます。



実はこれ、一口に虫歯治療と言ってますが、その方法に多くのバリエーションがあるからなんです。


歯は一つの固まりではなくて下の絵のように色々な構造になっています。

カリエス1


虫歯で注目するのはエナメル質、象牙質、歯髄の3つです。

歯は表面からエナメル質→象牙質→歯髄の三層構造になっていて、虫歯もこの順番で進行していきます。

そして虫歯がどの層に達しているかによって治療の内容が大きく変わってきます。

虫歯の分類と合わせてみていきましょう。


まずはC1と呼ばれる状態

カリエス2


これは虫歯がエナメル質内でとどまっている、虫歯としては軽度の状態です。

治療としては虫歯を削って、レジン(樹脂)を詰めておしまいです。

麻酔もしなくていいくらいで、だいたい一回で終わります。



次にC2

カリエス3


エナメル質を突き抜けて、象牙質まで虫歯が広がった状態です。

虫歯としては中程度です。

その中で比較的軽度であればC1と同じ治療で済みます。

それ以外は歯型を採ってインレーという部分的なカバーを作って装着します。

いわゆる部分銀歯ですね、治療回数としては2、3回必要になってきます。


次はC3

カリエス4

これは虫歯が歯髄にまで進行した状態です。

歯髄とはいわゆる歯の神経でしみる感じや痛みの感覚を司っています。

虫歯としては重度で、神経をとって、その通り道である根の中の治療をする必要があります。

根の治療が終わっても、歯は虫歯で大きくかけている状態です。

その後土台を作って、その上からかぶせ物を作って入れていきます。

手順が多いですので、回数としてはスムーズにいって4、5回、根の中の状態が悪いともっと回数がかかってきます。


最後にC4

カリエス5


これは虫歯で歯が崩壊した状態です。

虫歯としては末期です。

多くの場合は抜歯、上手く残せたとしても長持ちはしないことが多いです。

抜歯の場合は当然、期間、回数ががかかります。

残す場合もC3と同じような治療になりますので、こちらも回数がかかります。



と、虫歯も状態によって治療は全く別物になるのです。

そして患者さんが自分で気づく(痛い、歯がかけている)のは、C2中程度以上からが多いです。

C1~C2の軽度のものは、あまり自覚症状がなく、歯医者さんで他の治療をしていて、偶然発見されることがほとんどです。

私の経験上も「虫歯になっているから治療して」と言って来られた患者さんで、C1やC2の軽度だった方はあまりいらっしゃいません。

自分で気づくころには虫歯はそこそこ進行してしまっている、ってことです。

虫歯で歯医者に行くと回数がかかる理由、わかっていただけたでしょうか?


歯の削る量や回数を考えると、早い段階で治療したほうがオトクに決まっています。

歯の寿命にとっても早い方がいいです。

ただ初期の段階で自分で見つけるのは難しいですから、

定期検診で虫歯のチェックをしてもらうようにしましょう。

この定期検診を受けるかどうかで大きく歯の寿命は変わってきます。

それは虫歯の段階によってこれだけ治療が変わってくることからもお分かりかと思います。



「結局、定期検診かよ」と思われるかもしれませんが、



結局定期検診なんです!



特にあちこちに銀歯のある方、マメに受診しましょう!
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2018.09.04 Tue l 虫歯 l top